VA・VE事例

アングル材(規格品)を使用せず板曲げ品を採用する
<ステンレス精密板金の曲げ加工によるVA・VE設計のポイント>

上記のようなフレーム図面でアングル材が指定されていると、アングルを寸法に合わせて切断し、さらに合わせ面を45°切りして、溶接を行います。さらに、フレーム自体に穴空けが必要な場合は、組み立ててから穴あけ用治具にて穴あけをしなければならず、コストも手間もかかります。さらに溶接を行うので直角も出しにくくなります。

上記のようなフレーム構造の場合、アングル材(規格品)の使用を指定せずに、板材を曲げ加工で製作できるような設計を行います。こうすることで手間もコストも削減することが可能です。さらに板曲げ品の場合は穴が必要な場合も治具は不要で、レーザーで穴加工をするのみで対応できる上、溶接部分も曲げ加工後、コーナー部のみ溶接するだけで済むので直角も出しやすくなります。

POINT

市場に流通しているアングル材などの規格品を元に設計することが一般的にはコストダウンに繋がりますが、一方で規格品の使用を指定すると追加工が必要なケースなどでは逆にコストアップに繋がります。アングル材を使用することを指定せずに板曲げ品を使用することを許容すれば、穴明けなどの追加工などがレーザー加工で一気に行えたりするなど、コストダウンとなります。薄板溶接.comでは、1件1件お客様のご要望に合わせたコストダウンの方法をご提案いたします。

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