薄板ステンレスを使った精密板金を製作する場合には、なるべく溶接する箇所を減らした上で、一体物で製作するようにするとコストを抑えることができます。上記の図はステンレス製のカバーになりますが、取り付け部にアングルを使用している為、部材購入の手間がかかる上、アングルを溶接しなければならない手間がかかり、作業時間が長くなってしまいます。

コストを低減させる方法のうち、設計時に考慮しておかなければならないポイントは、いかに加工時に手間が掛からないようにするかということです。上記のようなステンレス薄板板金のカバーの場合、カバーの取り付け部にはアングルを使用せずに一体物として設計すれば、穴明けはレーザー加工で行え、さらに溶接工程も省略することができるので工程数が削減できコストダウンにつながります。