こだわりの技

設計・製図のポイント

精密板金では、部品を作成する上で下図のように、どうしてもいろんな穴径やタップなどが混在します。穴径などがほぼ同じ場合は、製図の時に注意が必要です。

2016年6月小国M設計ポイント図面

上図のように寸法線が並んで引いているので、見やすいように見えますが、この方法だと逆に見づらい図面になってしまいます。                                                                        その結果、タップ加工時にどの穴がタップの下穴なのかわかりづらくなり検査をする時も時間もかかってしまうので、間違い(不良品)の発生に繋がります。

 

2016年6月小国M設計ポイント図面2

ところが、上図のように穴径(加工別)に寸法線の引出を変えるだけで見やすくなるので、加工や検査をする人も、早く正確に行うことが出来ます。つまり、図面の書き方を工夫するだけで時間短縮や不良品の削減がつながる=コストダウンになるのです。

設計・製図者は、ただ図面を描くのではなく、自分自身の知識の中にどのような加工方法があるのか、どういう指示をすれば精密板金を製作する加工業者が分かりやすいかなど、自分の知識を増やしていくことがとても重要で、その知識を設計・製図に反映しなければなりません。

ステンレス・精密板金.COMを運営する(株)マツダでは、データを作るプログラマーも、時には現場で作業を行っており、一人二役・三役をこなすことが出来るので、どの方法が最適なのか判断ができ、指示を出す事ができます。精密板金の設計・作図方法などでお困りの際は、気軽に相談してください。

お問合せ

お電話またはメールよりお気軽にお問合せください。

資料請求はこちら

薄板溶接の技術相談

薄板溶接.comの電話番号

メールでのお問合せはこちら