こだわりの技

プレスブレーキによる曲げ加工時の内・外Rを考える

2017年1月小国Mプレスブレーキによる曲げ加工A1

上図のような図面をお客様から頂いた際に、図面の内曲げのRの指示がある場合がありますが、標準の曲げ金型と曲げる板厚によっては指示通りの曲げRにならない場合があります。

設計者は設計をする上で、曲げRを特に気にする事がなければ、表記の仕方を考える必要があります。

 

例「曲げRは最小曲げRにて」

 

板金加工をする我々にとっては、図面上に明記してある以上はお客様に問い合わせをして了承を得なければ、変更する事はできません。お客様から「図面通りのものが出来ていない」と問合せを受けることになりかねません。

さらに、CADデータを作る際に確認事項が判明した場合には、作業を一時中断してお客さまに問い合わせをしなければいけない為、時間がかかりコストアップにも繋がります。

 

そこで、このコラムを見て頂いている方は、下記の表を設計の参考にして頂ければと思います。この表は、当社で活用している社内規格であり、曲げ加工における最少内Rと外Rを記載しています。

2017年1月小国Mプレスブレーキによる曲げ加工

なお、上記の表はあくまで基準となる最少寸法なので、内Rをこの数値より大きくすることは可能です。

ステンレス・精密板金.comを運営する(株)マツダでは曲げ規格以外の曲げ加工にも柔軟に対応する事ができますので、曲げ加工の疑問などあればお気軽にお問い合わせください。

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