こだわりの技

 レーザー加工以外の加工方法

近年、精密板金業界ではレーザー加工機の普及により、より精度が高く綺麗な

製品があたりまえのようになってきています。しかし、このレーザー加工機は

コストが高い為、製品の値段そのものも上がってしまうというマイナスな面も

あります。

製品の中でも、人目に付かない部品やブラケットなどで、精度、見た目もあまり気にしないものも多くあります。そういった製品をすべてレーザー加工をしてしまうと、コストを抑えようにも結果的に割高になってしまうこともあります。

そこで、レーザー加工以外の機械でコストを下げつつ、加工できる方法をご紹介します。それは、「NCタレットパンチプレス」(以下タレパン)での加工です。

タレパン加工とは、主に鋼板やステンレス板、アルミ板などの薄板金属(材料)を、プレス機械によって行う打ち抜き加工・成形加工することを言います。

薄板の一般板金加工・精密板金においては、曲げ加工を行う前の平板の外形形状の抜き加工(ブランク加工)の加工方法・手段として、試作から量産まで最も良く用いられる板金加工方法の一つです。

主に、板厚t0.5mm~t3.0mm程度の薄板の加工に利用されるタレパン(NCT)が最も一般的です。

いずれも、丸型・角型・長角型・長丸型・異型など形状の異なった多数の金型を円盤状又は扇状の「タレット」とよばれる金型ホルダーに配置し、タレットのほか、加工材料を保持するクランプなどを、NC制御によって平板母材の所定の位置に所定の打ち抜き、成形加工を自動・連続で行う加工がタレパン(NCT)の基本です。タップ加工やバーリング加工なども合わせて行うことが出来ます。

弊社ではドイツのトルンプ製のレーザーとタレパンの複合機(L6000)を所有しています。加工可能板厚はt3.2(SUSt3.0)程度まで

L6000

自社機械

自社機械タレパン

 

<当社のタレパンで対応できる材料サイズ>

3×6(914X1828) サブロク

2×1(1000×2000) メーター

4×8(1219X2438)シハチ

レーザーとタレパンの複合機を使用することによって、タレパンでは加工でない複雑な形状はレーザー加工でその他をタレパン加工することができ、コストを抑えつつ幅広い製品に対応できます。

<当社のタレパンの特徴>

1.多品種少量生産に対応可能

自動材料供給・取出装置や金型自動交換装置などと組み合わせて1~2個の試作部品から数千ロットの部品加工まで幅広く対応可能です。

2.高能率

弊社の複合機は全自動加工ができる為、オペレーターが常時付いていなくても、生産プランなどを設定すれば、基本的にはオペレーターがいなくても加工できます(人件費を押えることができます)また、工程管理が容易で加工工数の削減も図れます。

 

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