こだわりの技

ステンレス鋼板の表面研磨について

 ステンレス鋼板には様々な種類の表面研磨方法があり、用途によって使い分けられます。

最も市場に流通して、精密板金に良く使われるステンレス鋼板は、2B材と呼ばれるものです。これは汎用的であり、プレート、ブラケット、シュート、フードなど機器に取り付けられる部品など、外から見えない位置に取り付ける部品に使われることが多い材料です。

 これに対して、外観を重視したり、ピカピカにしたいなどの要望がある機器については、#400(磨き板、化粧板)と呼ばれる表面研磨を行った材料が採用されます。この#400のステンレス鋼板は、2B材を加工する際に比較して、加工時のキズや溶接時の焦げ痕などを無くすことが求められるので、キズが付かないように取り扱うことはもちろん、溶接焦げを取る際にも慎重に綺麗に取ることが求められます。

 薄板溶接.comを運営する静岡県の㈱マツダでは、こうした外観重視で採用されるステンレス鋼板#400を扱う際には、材料表面に保護用ビニールを必ず張り取り、取扱う際に発生するキズなどが材料に付かないように対策しています。また溶接の時の焦げ痕に対しては痕が残らないよう酸洗いを行い、見た目に関しては仮に溶接による歪みが発生してもサンダーで表面の凹凸を取った上でバフ仕上げを行うなど、外観に関しては徹底して対応して、当社の精密板金を選んでいただく方にご満足頂けるよう対策しています。

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