今回は精密板金を塗装する際の工数削減のたねのポイントをお伝えします。上図のようなL型のブラケットを塗装する場合、表を塗ってから乾燥させて裏を塗ることになるので、乾燥させる工程も含め表裏行うので単純に2倍の時間がかかります。
しかし、上図のように穴を開けておくだけで、作業工程が半分になります。なぜなら、穴を利用して製品を吊るすことによって、両面を一度に塗ることが出来るからです。この場合、吊り穴の数は製品の形状や大きさによって変わりますが、基本的には1~2個あれば十分です。こうすることで、塗装におけるコストと時間短縮に繋がります。こうした吊り穴を設けることで大きな効果が出るのは、産業機械のカバーや装置カバーなどの大型の製缶品です。これらは設計上問題のない場合は吊り穴をつける事をお勧めします。
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