上図のようなアングル枠を製作する際は、アングルに穴あけやタップ加工をしますが、枠を組む前のアングルに穴あけやタップを加工してしまうと、ピッチのズレや穴あけミスなどが出ます。なぜなら溶接をして組立てるので、必ず熱による歪みや収縮がでるからです。また、後加工にしたとしても、ガバリ治具を作って枠に合わせて加工するのである程度の精度はでます。しかし全て手加工で開けなければならない為、たとえガバリ治具を使っても、穴ピッチのずれや穴あけミスなどが出る可能性はあります。しかも手加工なので時間とコストも掛かり安価に製作をすることが難しくなります。製作方法一つで、製品単価は大きく変わります。
当社ではトルンプ製の2Dレーザー加工機を使用して穴あけが可能な為、溶接組立て後に穴あけをすることが可能です。治具などはもちろん必要ですが、手ですべて穴あけを行うより時間の短縮ができ、しかもNC加工なので穴やタップの下穴や穴ピッチも±0.05程度の範囲で加工することが可能です。
加工できる製品の大きさは5×10サイズまでで、高さは100mm以内です。形状によって加工出来るものや出来ないものもありますので、まずはお問い合わせください。
なお、実際に手加工した場合と、レーザーで加工した場合の両方の見積りをしたところ、レーザー加工で穴あけをしたほうが約30%のコストダウンになりました。
ステンレス・精密板金.comを運営する(株)マツダではあらゆる機械を応用する事ができ、さまざまなコストダウンの方法を提案することが出来ますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。