Q&A
TIG溶接とYAG溶接の違いは何ですか?
一般的に溶接といわれるものはTIG溶接が主流です。このTIG溶接は、浅く広く溶接するタイプであり、強度が要求されるものには最適ですが、浅く広く溶接することから熱が材料に伝わりやすく、歪みが発生しやすいことが難点です。
これに対して、YAG溶接はレーザーを用いて溶接する方法であり、深く狭く溶接することができるのが特徴です。従って、TIGのように広く溶接しないので、溶接ビードが細く深くなるため、カバー関連の溶接など見た目が重視される製品には最適です。さらに、熱伝導も少ないことから、0.5mm程度の薄板でも溶接が可能で、TIG溶接とは違い歪みが発生しにくいので比較的容易に溶接することができます。