VA・VE事例

深曲げが必要な際は逆曲げ痕を許容する
<ステンレス精密板金の曲げ加工によるVA・VE設計のポイント>

精密板金では欠かすことのできない曲げ工程は、通常はプレスブレーキと呼ばれる曲げ加工機で行われますが、大きな製品の場合は通常では曲げることができません。例えばステンレスの板をコの字に曲げた製品が必要な場合、上記の写真のように立ち上がりが高い場合は、通常プレスブレーキでは曲げることができないので、曲げに加えて溶接構造をとる必要があります。

特に薄板ステンレスを扱う場合、曲げられないからといって安易に溶接構造を取ると溶接の手間に加えて歪み取りの時間もかかり大きなコストアップとなります。このような立ち上がりの高い曲げ加工品に関しては、上記の写真のように3段階の工程を経て目的の製品を作るようにします。ただし、この場合は逆曲げの痕がついてしまうので、外観部品などでないことが必要です。

POINT

特に薄板ステンレスを扱う場合、曲げられないからといって安易に溶接構造を取ると溶接の手間に加えて歪み取りの時間もかかり大きなコストアップとなります。このような立ち上がりの高い曲げ加工品に関しては、上記の写真のように3段階の工程を経て目的の製品を作るようにします。ただし、この場合は逆曲げの痕がついてしまうので、外観部品などでないことが必要です。薄板溶接.comでは、お客様のご希望をお聞きして、薄板溶接にこだわらず曲げによる加工の提案も致します。

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