VA・VE事例
図面データは紙ではなくCADデータを活用する
<その他のステンレス精密板金のVA・VE設計のポイント>
精密板金の加工を行なう際には必ず図面によって指示を行ないますが、その図面をどのようなフォーマットで送付するかで作業時間が大きく異なりコストを左右します。例えば上記のような複雑なステンレス板金図面の場合、加工者に対してFAXなどで紙の図面を渡すと、加工用に再度図面を起こし直す必要があるため、プログラム作成に時間と手間がかかってしまいます。
精密板金を製作する場合は、図面による指示はなるべくCADデータを用いるようにします。このCADデータによって加工者に対して指示をすれば、加工者側は図面を起こし直すことなくCADデータの寸法をそのまま流用でき、かつ図面の抽出を行うことができます。従って加工者側でのミスもなく製作のための展開図を起こすことができるので、時間とコストを削減することが可能です。
精密板金を設計・製作する際には、なるべく設計者側も加工者側も無駄な作業時間が発生しないようにすることがコストダウンに繋がります。図面データのやりとりを行う際にも、FAXなどの紙媒体で指示を行なうのではなく、CADデータなど加工者側でデータ加工・応用できるものを送付すれば、展開図などのために図面を流用できるため作業時間短縮に繋がり、コストを低減できます。薄板溶接.comでは、3DCADを導入しており、多数のオペレーターが在籍しております。いつでもお気軽にご相談ください。