こだわりの技

溶接を工夫することで仕上げレス

この製品は、産業機械に使用されるダクトのフランジ部分の図面です。これまでは、フランジ部分を面合わせして、点付けを行っていました。この溶接面は、最終的にサンダー仕上げで平らにする必要があるので、全溶接を行なえないでいました(全溶接だと非常に手間が掛かってしまう)。ただ、点付なのでサンダー仕上げをすると強度が落ち、割れが発生したり、さらにはエアー漏れが生じてしまう可能性もあります。

 

そこで、当社では、最終的なサンダー仕上げをしなくて済むように、まず10mm幅の凸部を作成して、面と点付け溶接できるようにし、面より1.6mm程度凹ませた部分を全溶接しました。

こうすることで、全溶接した部分が面から出ないのでサンダー仕上げの手間が少なくなり、さらに点付溶接を行っていた時のような割れやエアー漏れが生じる事が無くなりました。

㈱マツダが運営するステンレス溶接、精密板金comでは、こうした溶接方法を構造面から改善し、強度、仕上がりに注意して設計・製作しています。薄板板金にかかわらず、精密板金や製缶品の溶接でお困りでしたら、ステンレス溶接、精密板金comに相談、お問い合わせ下さい。

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