医療や食品に携わる現場では腐食に強く、衛生的という理由でステンレス材を使用することが多いのですが、ステンレス材は高価なため、どうしても材料のコストが高くなってしまいます。
しかし、ステンレスといってもいろいろな種類があり、それぞれに耐久性や伸縮性、耐火性や加工のし易さなどの性質が異なるため、その用途に応じて選ぶべきステンレス材料は異なり、種類によっては比較的安価なものもあります。
例えば、一般的にはステンレスといえばSUS304ですが、飲食店などの厨房の排気ダクトなどには、SUS304よりも安価であるという理由で、ニッケルが含まれていないSUS430を使用している場合もあります。
SUS430はクロムが16%以上あるので耐食性・耐熱面でより優れた特性があり、水などに直接触れることがなければ腐食することもほとんどありません。また、磁性があるので磁石などを付けることもできます。
医療や食品関係の機器のような特殊な用途などの場合、材料の特徴を把握し、適切な材料選定をすることが大きなコストダウンに繋がります。
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